物語って、合う合わないがはっきり分かれますよね。
これは別に小説に限ったことじゃないんですけど。
人には好みってもんがあるじゃないですか。
アニメでも映画でもドラマでも本でも、自分の琴線に触れるかどうかって、見てみないとわからない。
どんなに評価が高くても全然しっくりこなくて頭に入ってこない話って山のようにあるし。
昔は本いっぱい読んでたんですけど、成人してからはめっきり小説読まなくなりまして…
今日古本屋に入り浸ってたんですけど、結局読みたいと思える本に出会えませんでした。
やっぱり本って意外とお金かかるし場所も取るのに自分にとって「読んでよかった」と思えるものが少なかったんですよね。
小野不由美さんの十二国記や、上橋菜穂子さんの守り人シリーズ、鹿の王とかは大好きなんですけど…。
このレベルのファンタジーにはもうなかなか出会えないしなあ。
ファンタジー一つとっても好みがめっちゃあります。
同じ作者でも私の場合「獣の奏者」ってやつはちょっと主人公が苦手でしたし。
でもこれを面白いという方もいっぱいいるのも分かってるんでね。
こればかりは好みなんだよ…。
その点アニメだとネットで簡単に見れちゃうし、面白くなくてもそんなにお金かからないんですよ。
だから見やすい。
面白ければ原作も買いますし。
昔(10代のころ)はネット環境がなかったんで、小説が私にとって娯楽だったんですが…。
本当に読んでよかった、と思える小説って意外と少ないんだよなあ…。
その点パソコンでアニメ見始めたら面白い作品は何度見ても飽きないし、はまりましたね~。
10年ちょっと前に一番はまったのはPSYCHOPASSかな~。
一期の後半の展開が素晴らしすぎました。
20代後半で特にはまったのはヴァイオレット・エヴァーガーデンとか魔法使いの嫁とか。
映像美にほれ込みました。
近年だと後宮の烏が好きでしたねえ。
この辺りは原作も読みましたし。
あとPAワークスの白い砂のアクアトープとか色づく世界の明日からとかも綺麗だった…。
映像に惚れ惚れする作品ですねえ。
基本20代後半以降は世界観が綺麗な話が好きです。
昔はヨルムンガンドとか攻殻機動隊とか、ミリタリー系も大好きだったんですけど。
アニメって映像と音楽がある分、奥行きがあって、文字だけで想像するより話に入り込みやすくて。
ドラマや映画は私はあまり見れないんだよな~。
アニメって完全なファンタジーとして楽しめて、なおかつ意外と大人でも(いやむしろ大人だからこそ)楽しめる作品がたくさんあるんですよ。
10年くらいたって見返してさらに面白さに気づいたりすることもあるし。
私にとってアニメは芸術作品。
絵画を見ているような感覚なのかもしれない。
絵を描くときにも、アニメから得るインスピレーションが役立っている気がします。
こればかりはその人の人生観とか好み、価値観が影響しますね。
人それぞれ、自分に合う娯楽を楽しめばそれでよし。