坂口恭平さんて、双極性障害を患いながらいろんな活動をされてる方みたいですね。
実は以前とある人に、私の風景画が坂口さんと似てるって言われたことがありまして…勝手に親近感を持ってるんだよなあ…。
この方が「才能なんかなくてもとにかくやりたいことをやれ」っておっしゃってるんですけど、目からうろこっていうか。
たしかにその通りなのに、なぜか私も含めてたいていの人は、才能ないからやっても意味ないや、辞めとこう、ってなっちゃうんですよ。
自分の楽しみより他者の評価優先で生きてる。
これって刷り込みだよね…知らず知らずのうちに世間の洗脳に毒されてる。
あと悩んでる人に向けたアドバイスで、「人生で一番ましだったころのことを思い出して、そのころに楽しかったことをやりゃあいい」、みたいなことも書いてるんですけど…。
私が人生で一番ましだった時期に、楽しんでやってたものって何だろう?って考えてみたんです。
よーく思い出してみると、実はピアノなんです。
今全く弾いてないですけど、まさしくやらない理由は「才能がないから」でした…。
まあ吹奏楽部で音楽のドロドロに失望した、っていうのもあるんですけど、昔は本当にピアノが好きだったんだよな~。
下手の横好きっていうのかな??
才能無くて恥ずかしいから結局弾かなくなっちゃった。
でも坂口さんにいわせりゃ、ごちゃごちゃ言ってねえでやれや、って話なんでしょうね…。
どっかで私たちって、結果が出るからやる、っていう発想になりがちなんですよ。
練習してもどうせうまくなれないからやらない。
人から評価されないからやらない。
だって人より上手くできて、人に褒めてもらえる方がうれしいから。
もしくは下手なのに何かやっても恥ずかしいから。
あいつ出来へんやん、って思われたくないから。
でもたぶん人生を楽しくするには、自分が今やりたいことを問いかけ続けなきゃいけなくって。
そこに他人の目って関係なくって。
うまくなくていい。
下手でもいい。
とにかく何か活動して、エネルギーを外に向ける、ってのが大事なんだと思う。
私も内向的なHSPだから、才能ないからやらないっていう発想になるとマジで何もしなくなってしまうんですよ。
そうなってくると、私はうつ病にならない代わりに体がどんどん病む。
色んな事に過敏になって、さらに内側にこもってしまう。
それを避けるには、たぶん何かの創作活動ってめっちゃいいはずなんだよね。
まだ常識にとらわれまくってる自分を感じますねえ…。
一見型破りなことが、めっちゃ真理だったりするんだよな~。